say
とtell
の基本的な違い
英語を学ぶ中で、say
とtell
という動詞は非常に頻繁に登場しますが、その使い分けには少し注意が必要です。どちらも「言う」という意味を持ちますが、使う場面や文の構造が異なります。
say
- 主に「何を言ったか」に焦点を当てます。
- 目的語には「言った内容」が来ることが多いです。
say
の後に「誰に言ったか」を示すときには、通常、to
を使います。
- She said that she would be late. (彼女は遅れると言った。)
- He said to me that he was hungry. (彼は私にお腹が空いたと言った。)
tell
- 主に「誰に言ったか」に焦点を当てます。
- 目的語には「言った相手」が来ることが多いです。
tell
の後に直接「誰に言ったか」を続けることができます。to
は不要です。
- She told me that she would be late. (彼女は私に遅れると言った。)
- He told us a funny story. (彼は私たちに面白い話をしてくれた。)
使い方の例
say
とtell
の使い方をさらに明確にするために、いくつかの具体的な例を見てみましょう。
say
を使う場合:- 正しい:He said “Hello.” (彼は「こんにちは」と言った。)
- 正しい:She said to John, “Goodbye.” (彼女はジョンに「さようなら」と言った。)
- 間違い:She told “Goodbye” to John.(この文は間違いです。)
tell
を使う場合:- 正しい:She told me a secret. (彼女は私に秘密を教えてくれた。)
- 正しい:He told her to be careful. (彼は彼女に気をつけるように言った。)
- 間違い:He said her to be careful.(この文は間違いです。)
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まとめ
say
とtell
の使い方を理解することは、英語のコミュニケーション能力を高めるために非常に重要です。say
は「言った内容」に焦点を当て、tell
は「言った相手」に焦点を当てる、という違いを意識して使い分けましょう。
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